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今日はなんの日?

ジョセフ・リスターの功績

こんにちは、かたやまにっきの片山光晴です。

今回はイギリス人外科医である、ジョセフ・リスター氏をご紹介していきます。

 

アメリカでの有名な食中毒事例として、2010年に発生したカンタロープメロンによるリステリア感染症が挙げられます。この食中毒では33人が亡くなり、リステリア・モノサイトゲネスという細菌が原因とされています。リステリア感染症は頻度は低いものの、妊婦にとっては流産の原因や新生児に影響が出る可能性があるため、注意が必要です。

 

厚生労働省は「リステリア食中毒の主な原因食品例」として、加熱殺菌していないナチュラルチーズや肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンを挙げています。妊婦は特に冷蔵庫内の低温環境でもリステリアが増殖する可能性があるため、食材の選択や十分な加熱が重要です。

 

リステリアという名前は、19世紀のイギリスの外科医であるジョゼフ・リスターに由来します。リスターは「消毒」という概念を生み出し、術後の細菌感染を減少させたパイオニアです。リスターはまた、リステリンの名前の由来としても知られています。リステリンはもともと手術用の消毒液として使用されていました。

 

リスターのような偉大な外科医の業績に触れながら、リステリア感染症への注意と適切な衛生対策が重要であることを再確認しましょう。特に妊婦や高齢者、免疫機能が低下している人々は感染症に対して注意が必要です。

 

当時は消毒や公衆衛生に関する考え方の基礎を作った医師ですから、その功績は後世の医療技術や発展に多大な意味をもたらしてくれたと思います。